「DREP(北海道大学デジタルリスキリングプログラム)」は、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」のプロジェクトの一つです。(研究開発テーマ:北海道における産業活性化および雇用創出に繋がる社会人の学び直しのための基盤の構築と実証)
北海道大学 データ駆動型融合研究創発拠点(D-RED)が主体となり、社会人向けデジタル人材育成プログラムを開発運用するものです。
DREPの目指す社会
- 地域のデジタル中核人材の育成により、産業活性化・雇用創出から地域創生につながる社会の実現を目指します
DREPの役割
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デジタル人材を育成する新たな学びの場の構築産官学の異なるミッションを持つ者が一堂に参集し社会課題の解決に取組むことで、地域全体のデジタル技術による活性化を強力に推進します
DREPの目的
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デジタルスキルレベルの底上げ
- 少子高齢化社会がもたらす労働力減少が間近に迫っており、デジタル技術の導入・活用による業務の効率化・新しいモデルの導入は待ったなしの状況となりつつあります。デジタル技術の導入・活用により職場を変えていくためには、職場の皆様一人一人の「デジタルに関する理解」が欠かせません。職場の皆様がDX(Digital Transformation)を導入・活用するために必要な知識を習得できるようDREPがサポートいたします。
- これから職場の戦力となるZ世代(デジタルネイティブ)がその”デジタル力”を存分に発揮するには、職場の皆様による理解と協力が欠かせません。職場の皆様がZ世代を理解するために「Z世代が高校・大学で学んだデジタルの知識*」と同等の知識を習得できるようDREPがサポートいたします。
*Z世代は、高校・大学で「情報」についても他の教科と同様に勉強してから社会に出てきます。
- 2025年1月実施の令和7年度大学入学共通テスト(大学入試)から「情報」が出題科目として加わりました(高校生は「国語」「数学」「英語」などと同じ位置付けで「情報」について学んでいます)
- 全大学の学生がデータサイエンス教育を履修できるよう整備が進んでおり、北海道大学では「情報学I」は必修科目で、学生は文系理系問わず「情報学I」の単位を取得し卒業します
出典:文部科学省 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度ホームページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/00001.htm
出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ(https://www.ipss.go.jp/)
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デジタル中核人材の育成
- DREPのオンライン研修(Stage1~3)を受講して得たデジタルに関する知識を活用して、「仲間と共に職場の課題を解決したい」と思われる方々の活動をDREPがサポートいたします。
DREPの実施内容
- 2つの基盤を構築・運用します
- 地域の社会人を対象とした学び直しの場を構築し、効果検証を行う「地域デジタル化基盤」
- 産官学の異なるミッションを持つ人材が交流し、学び合い、社会課題解決に向けて協働する場である「地域人材育成基盤」
- 参画組織により設立したコンソーシアムへ構築基盤を引き継ぐことで、持続的運用を可能とし、成果の確実な社会実装を実現します
DREPの実施体制
DREPのスケジュール
- PDCAサイクルを回しながら進め、参画組織により設立したコンソーシアムへ構築基盤を引き継ぐことで2028年度以降の持続的運用を目指します

研究開発責任者

長谷山 美紀
国立大学法人 北海道大学 副学長(IR / 数理データサイエンス / D-RED)
総合イノベーション創発機構 データ駆動型融合研究創発拠点 (D-RED) 拠点長